前日譚。
端的に言えば、僕は失敗したのだろう。
いや、現在進行形で失敗していると言ってもいいと思う。
何を?いやこの25年の人生。
多くを語るのは今回の記事の趣旨に反するので省略。
25歳童貞・彼女無し・実家住み・挙句1年の無職期間を含む誇れるものが何もないキャリア。趣味はカードゲームと女性声優の追っかけ、後は名古屋の弱小球団の応援野球観戦。これはいけない。
時は遡り2023年6月、僕は同期の披露宴に出席した。
披露宴自体はとても素敵で正直感情が揺さぶられた。そして披露宴中はラピスリライツやナナシス、オンゲキ、イロドリミドリの楽曲が流れていた。(新郎新婦両人の趣味だからウケる)
そこで感じたものは
あっ、俺鴨肉苦手だわ…
そうじゃない。
「俺、そろそろヤバいのでは?」
最後にできた彼女は高校時代、インターネッツの繋がりなのでまあこれはほぼほぼ恋愛というものに当たるのかははっきり言って不明。多分一時の気の迷い。正直HNはともかく、相手の本名はもう覚えていない。
ダメだろ、この人生。
確かに人生は楽しい。適度に仕事して、やりたいことをやって、多分楽しい。辛いこととかもあるけど少なくとも去年退職してからは間違いなく楽しいことの方が多い。職場も前職と違って雰囲気は明るいし、ちゃんとコミュニケーションが取れる。少なくとも生活は充実している。じゃあ足りないものってなんだよ。
女だよ(存在しないアンジャッシュ児嶋)
自分の人生は自分のものでしかないわけだけど、圧倒的に彩りがない。
別に渡部のように公衆トイレで行為に及ぶようなことに憧れてるわけでもなく、数多くの女性を侍らせたいわけではない。
大輪の花束が欲しいわけではないが、1輪くらい綺麗な花が欲しいと思うのも事実である。佐々木希と結婚してェ~~~~~
20代半ば、当然仲間内でも結婚だったり恋愛の話題が出てこないわけではない。
ただしそういった話をする度に僕は「他人の人生の責任を負えない」と謂わば「逃げ」の回答に徹していた。当然そんな「逃げ」は捕まる。サウジカップのパンサラッサのように逃げ切ることはできない。
当然捕まるのだ。20代半ばになれば同期は結婚するし30前後になれば女性声優も結婚する。今や100年時代と言われる人生において、中途半端な逃げで序盤だけイキって「逃げ」た先、人生の1/4を過ぎた程度のところで置いていかれるのは自分自身である。
ここから逆転の手はないのか?
謎の存在「あるぞ」
ワイ「エッ!」
そう、現代はスマートフォン1台あれば何とでもなる。
世はまさにマッチングアプリ時代である。
そのスマホ1台で奇跡を掴めるのか、女性声優以外との「真実の愛」は見つけることができるのか。
次回、乞うご期待。
次回予告
周りは女気を見せないが「裏切者」の存在も否定できない。そんな中、なべちよの下に一通の便りが届く。「マッチングアプリへ向かえ」、その頼りの裏側に潜む意図は?弱者男性を笑いものにする謎の影の正体は?例によって見えない敵と戦おうとするなべちよ。このままでは統失患者や陰謀論者と変わらない存在になってしまう!
次回、
「つべこべ言わずマチアプ登録しろ童貞」